子宮体癌と私の日常

20代でがんになった私の闘病と日常の記録

入院と手術説明(驚きの内容)

いよいよ手術の日が近付いてきて、入院しました。


昼間も静かですが、夜の病院は更に静まり返り、ベッドサイドにあるミニ冷蔵庫の音が響いて気になるくらいです。


執刀医からの手術説明を受けました。


ここでまた驚くべき事実をカミングアウトされ、胸がざわざわしています。


その事実とは、、、


「うちの病院(K病院)での子宮内膜細胞診の病理結果からは子宮内膜癌は見つからなかった」


ぇぇえーちょっと待ってちょっと待ってお医者さん!!!

癌なんかじゃないんじゃないかい!?私!!


手術説明を一緒に受けていた両親、主人も私と同じ気持ちになり、それが顔に出ていました。


その顔を見て主治医は慌てておっしゃいました。「でも手術は必要なんです。手術なしで良い何てことはあり得ません」



主治医の説明をまとめると、、、


1.不妊治療の一環で子宮内膜ポリープと子宮筋腫の摘出手術をした杉山産婦人科から借りたプレパラート(摘出した細胞の標本みたいなもの)をK病院の病理医が見てもグレード3の子宮内膜癌の可能性が高い


2.CTの結果確かに傍大動脈リンパ節に転移と思われる複数の腫れがある


3.ただしリンパ節の腫れは他の病気でも起こり得ることなので、100%「リンパ節の腫れ=癌」と今の段階で断定はできず、現状の検査結果では癌である可能性が極めて高いということである


4.K病院で実施した子宮内膜細胞診の病理結果からは子宮内膜癌は検出されなかった

つまり子宮内膜癌は極限られた範囲に発生しており、杉山産婦人科での子宮内膜ポリープと子宮筋腫切除手術の際に取り終わっている可能性がある


5.杉山産婦人科での手術で子宮内膜癌を取り終わっていたとしても、リンパ節転移の可能性が極めて高く、また今後の再発のリスクを考えると子宮・卵巣・卵管の摘出、骨盤内リンパ節・傍大動脈リンパ節郭清の手術を行うべきである


6.リンパ節転移の可能性が高いため、追加治療として抗がん剤治療も実施すべきである


7.杉山産婦人科から借りたプレパラートを病理医が見た結果、癌肉腫の可能性もある


8.癌肉腫であるか否かを正しく病理で判断するために、杉山産婦人科また最初に紹介状を持って受診したJ病院から私の検体を取り寄せて、正しい病名を割り出す




と、こんな感じでした。

医師の口頭での説明を短文にまとめるの難しいですね。



今の今、私の子宮内膜に癌はないのかもしれません。

だけどリンパ節は腫れています。

今、子宮はきれいなのに、子宮を摘出しなくてはならない。

子宮はきれいなのに、出産を諦めなくてはならない。

子宮はきれいなのに、愛する主人の赤ちゃんを授かれない。

この辛さは、この歯痒さは、、、、


28歳の私にこんな辛い思いをさせるなんて、、、


神様、病気を乗り越えたら、私に平和な日常を与えてください。

お願いします。


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夕陽は今日も変わらずに。