子宮体癌と私の日常

20代でがんになった私の闘病と日常の記録

30歳になりました^_^

が付けば2016年もあと1ヶ月ちょっとで終わる、寒い冬がやって来ました。

今日は東京で雪が降っていて、11月の東京での雪は54年振り、そして積雪は史上初だそうです。

雪景色を眺めながら、暖かい部屋で紅茶を飲みながらのんびりと過ごしています。


先日私は誕生日を迎え、30歳になりました。


節目の年ゆえ、30歳になるのは怖いと感じる方も多いのかもしれませんが、

私はこうして30歳を無事に迎えられた幸せで胸がいっぱいです。


28歳で子宮を失い、

29歳は抗がん剤治療で髪や体力を失いました。

でも29歳後半で抗がん剤治療が終わると、

髪も元通り生えてきて、体力も戻りました。


病気になってからずっと自分に言い聞かせていたこと、それは、、、

「病気に性格まで変えさせない」

という事です。


髪を失っても、身体が思い通り動かなくても、

自分らしくあり続けたいと、この思いを胸に治療を続けて来ました。


だって、病気になってそれだけで悔しくて悲しいのに、性格まで変えられてしまったら、

もっともっと悔しいから。


私はこれ以上悔しい思いや悲しい思いはしたくありません。

私の家族にもさせたくありません。



30年間の自分の経験に胸を張って、

支えてくれた家族や友達に深く感謝をして、

背筋をシャンと伸ばして私らしく生きて行きたいと思います。





ハワイよりお届け!

アロハ〜!!

今ハワイに来ています。

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ブログ更新が滞っておりましたが、2016年2月半ばに無事抗がん剤投与が終わりました^ ^!

9月の手術、そして10月からの抗がん剤、終わった終わった終わった。

とても嬉しいです。


今回は

私:治療頑張ったね

主人:サポートありがとう

の意味を込めたお互いへのご褒美旅行です。


体力と飛行機での浮腫みが心配でしたが、何事もなく楽しんでいます。


ハワイに来るのはこれで5回目ですが、今回のハワイは今までと違う感情が溢れ出て来ます。


アクティビティは特に何もしなくても心地よい風と景色、それに美味しい食事があるだけて幸せです。


夕陽を見て1日が終わる間際に、

いつか人生が終わる時、私は1日でも長く主人と一緒にいたいと願うんだろうな、と思いました。


私たちは人生が有限であることをつい忘れがちです。

日常生活には煩わしいことも多く、グータラしたい!w

一人でいさせてよ!

面倒臭い!

なんて思うことも多いです。


でも死を目前にした時、1日でも長く最愛の人と共に過ごしたいと願うのです。


元気な時に愛し合って、笑い合って、幸せな時間をたくさん過ごしましょう。






出産という夢は消えたけど

病気になって
一番悲しかったこと
一番辛かったこと
一番理不尽だと思ったこと
それは
子供が産めないということ。

子供が欲しかったのに何故産めない身体になってしまうのか、、、
主人にも申し訳なくて、何度も謝りました。

昨年の夏からたくさん泣きました。
でもね、今日からというか2016年からはもう出産出来ないことに拘ることを辞めようと思います。

今日あるイメージが頭に湧いてきました。
それはジグソーパズル。
私には「出産」というパーツが一つありません。
だからパズルには穴が空いています。
それ以外のパーツは揃っていて、綺麗な絵が広がっているんだけど、たった一つ穴が空いています。
その穴に執着して「あぁ穴が空いている。完成していない。美しくない」と見ることもできます。
一方で、確かに穴は空いてるけど、全体を見渡して見れば綺麗ね、と見ることもできます。

私はこれから後者の見方をすることに決めました。

出産できないということは私にとっても主人にとっても、決して小さな穴ではありません。
でもその穴ばかりを気にして、他の大切なことを見逃がすことはしたくありません。


それに、今の私にとっては出産出来ないということが唯一の穴と感じているけれど、これからの人生できっと他にも足りない物や手に入らない物がで出来て、穴は一つでは無くなるんだと思います。

欠けている物がいくつあったとしても、それが正に私の人生で生活なんですよね。

いくつものピースが足りないジグソーパズルを愛して行こうと思います。

メリークリスマスと抗ガン剤

みなさま、メリークリスマス


久しぶりの更新となってしまいましたが、抗ガン剤治療、既に4クール目を終えました。

残すところあと2クールです!



2015年10月から抗ガン剤治療を始めました。

私は入院でAP療法をしています。

今は退院したところで自宅でのびのびとぬくぬくと過ごしています^ ^


入院中は気持ち悪くて食欲不振になりますが、投与から1週間も経てばそれも落ち着き、食欲全開となります。


今日はクリスマスなので、これから張り切ってお料理をします!


副作用で辛い時期を乗り越えれば、今の私の毎日はとても幸せです。

だって、仕事もせず優しい主人と悠々自適な生活を送っているのですから。


主人が仕事に行った後、一人で部屋で温かいミルクティーを飲んでいると、ホッとしてこんな穏やかな時間の過ごし方があるのだな、としみじみと思います。


治療を終えた時に見える景色を楽しみにしながら、この特別な冬を過ごしたいと思います。



術後むくみについて

こんばんは!

嬉しいことがあったので記事を書きます😊


今日私の左右の足の太さが揃いました!!

手術で鼠蹊部のリンパ節を郭清したので、鼠蹊部と太ももがずっと浮腫んでいました。


術後の経過はこんな感じでした。

術後1〜6日目

目立った浮腫んはありませんでした。というよりまだあちこち痛かったので、浮腫みに気が付かなかったのかもしれません。


術後7日目

お腹の傷跡に貼っていたシールが取れたので、シャワーが解禁になりました。座ってシャワーを浴びているときに陰部の左側のみが浮腫んでいることに気が付きました。

硬くブヨブヨとしていました。

看護師と先生に伝えましたが、術後の浮腫みなので、徐々に身体に吸収されますので大丈夫ですよ、と言われました。

が、とても気になって毎日シャワーの度に浮腫みがひどくなってないか確認していました。


術後10日目

相変わらず陰部左側の浮腫みは続いていました。そして左の太ももまで浮腫みが始まりました。

病院にメジャーを持って行って無かったので、どの程度浮腫んでいるか測定できませんでしたが、目で見て浮腫んでいるとわかる程度には浮腫みがありました。

入院中ずっと左足の付け根が動かしにくかったです。


術後12日目

病院でセルフリンパドレナージの手技を教えてもらいました。

とても簡単でこんなマッサージでリンパが流れるのかな、、、?と不安になる程なのですが、朝晩1日2回続けています。

これから一生顔洗い化粧品を付けるように当たり前に続けて行きます。

私にとってはそれほど負担ではありません。身体を目で確認する良い機会にもなっています。


術後14日目退院1日目

家に帰って来てすぐに足の太さを測定しました。

左太ももが右太ももよりも5cmも太く浮腫んでいました。

陰部も左のみまだ浮腫んでいます。


術後18日目退院5日目

毎日のリンパマッサージが効いたのか陰部の浮腫みがなくなりました。

すっきりした陰部を見て、嬉しい気持ちになりました。


術後19日目退院6日目

身体が動けるようになって来たので、少しだけ外に出掛けました。その疲れからか、夜からまた陰部の浮腫みが出てきました。

夜寝るときに足を挙上したら、翌朝には治ってホッとしました。

左太ももは右太ももに比べ2cm程の浮腫みまで収まってきました。


術後26日目退院後13日目

ついについに左右の太ももの太さが同じになりました\(^o^)/

毎日コツコツ続けたリンパドレナージの効果があったのでしょうか。

とにかく浮腫みが取れてとってもとっても嬉しいです🎵



医師や看護師の言うことは本当だなぁ、と関心します。

最初にシャワー室で陰部の浮腫みを見付けたとき、一生このままだったらどうしよう、、、😥ととても不安になりました。


でも主治医の先生はこれは術後の一時的な浮腫みだから〜とあまり真剣に取り合ってくれませんでした。


先生が言うのならそうなのかな?と不安な気持ちを抑えてリンパドレナージを続けてきました。


うん!やっぱり先生の言う通り💕

良かった良かった〜です!


ちなみになぜ左足のみが浮腫むのかと言いますと、左の鼠蹊部のリンパ節は郭清したが、右はリンパ節が無かったので郭清しなかったためです。

退院前の手術説明で聞いて驚いたのですが、私は元々右鼠蹊部にはリンパ節がない人だそうです。

それでもこれまでの生活で浮腫みやすいなどの問題は何もなかったので、左のリンパ節郭清をした今これからもきっとリンパ浮腫になることなく生活できると信じます✨✨


これからもせっせと朝晩リンパドレナージに勤しみ、頑張ります!


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不安になることはなーんもないよ😊

退院しました

手術前に先生から、「全てが順調だったら術後2週間で退院」と言われていました。


回復が順調な私は予定通り2週間で退院しました。


退院前に1日だけ外泊し、家で過ごしました。

その時の感想は、家ってこんなに疲れるの、、、病院って楽チンなのね〜ということ。


ベッド一つでも

起き上がる時の補助となるフレームがあって可動式というのが本当に助かるのですが、自宅のベッドにはもちろんそんなものはありません、、、


術後の身体に無理は禁物ですが、楽かりしていちゃいけないということなのだと思って乗り越えなくてはいけませんね。


家での生活に馴染んでゆっくりとリハビリして行こうと思っています。


入院最終日ベッドからの夜景

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光の数だけ生活があるのよね。